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親知らずの抜歯

親知らずとは?

親知らずとは?

人間の歯は乳歯20本、永久歯28本が基本です。
また、親知らずの4本を加えて32本の歯を有する人もいます。
親知らずとは17~30歳前後に生えてくる歯のことで、18歳臼歯とも呼ばれています。

親知らずは抜く必要があるの?

親知らずは抜く必要があるの?

親知らずはすべての人に生えるものではありません。
また、生えてきても4本の歯が揃っていない人もいます。
大切なことは、親知らずが生えてきても他の歯を邪魔しないで機能しているかどうかです。
噛み合わせに問題なく、歯磨きもきちんとできる状態なら抜かなくても良いでしょう。

親知らずを抜く必要があるのは?

親知らずを抜く必要があるのは?

親知らずは、前歯から数えて8番目にあります。
最も奥に生えることや最後に生えることから、真っ直ぐに生えない場合もでてきます。
もし横向きや斜め向きに生えてくると、他の歯に悪影響を及ぼしてしまいます。
歯磨きも十分できないことが多く、溜まった汚れによって虫歯の原因にもつながります。
また、上下のどちらかが生えてこない場合も抜歯の対象になります。
さらに、親知らずが骨の中に埋まったままで気付かないこともありますので注意が必要です。

親知らずを抜くタイミングは?

親知らずを抜くタイミングは?

親知らずが炎症を起こしているときは、抗生物質で症状が治まるのを待ってから抜歯を行います。
また、歯科医での抜歯が困難なケースは総合病院や大学病院付属の口腔外科での治療を受けることになります。

トラブルを起こしそうな親知らずは、少しでも早く抜いたほうがいいでしょう。若いときは傷口の治りが早いことや腫れや痛みが長引かないなどのメリットが期待できます。
また、歯列矯正をしている人は顎の成長が止まって噛み合わせが安定する時期という意味もあり、20歳前後が理想的ともいわれています。

なお、加齢にともない抜歯に時間がかかることをはじめ、傷の治りが遅くなったり、全身に悪影響を及ぼしたりするリスクも知っておきましょう。

女性の場合は妊娠する前に抜いておきましょう

女性の場合は妊娠する前に抜いておきましょう

体調の変化や日常生活のストレスから歯痛が起きる場合もあります。
特に妊娠中にできる治療は限られているため、痛みを我慢する結果になります。
そうならないためにも、抜く必要がある親知らずは早めに抜いておきたいところです。
もちろん親知らずに限らず、歯の治療は速やかに行うことが大切です。